May 22, 2011
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[ワシントン 17日 ロイター] 米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が17日発表した5月の景気先行指数は前月比0.8%上昇し、過去最高の114.7となった。ただ、ガソリン価格の上昇や住宅市場の低迷で、回復は引き続き緩やかなペースが続くと見込まれている。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.2%上昇だった。
4月は0.4%低下に改定された。
CBのエコノミスト、ケン・ゴールドスタイン氏は「食料・ガソリン価格上昇やぜい弱な住宅市場などの強力な向かい風が、緩やかな経済成長に対する阻害要因になっている」とし、「夏から秋にかけて引き続き経済は成長する可能性が高いが、道のりは一様ではない」と述べた。
指数算出の際に基にされる10の経済指標のうち8つが5月は上向いており、特に消費者信頼感、建設許可、失業保険申請件数などの改善が顕著だった。
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[東京 17日 ロイター] マツダ<7261.T>は新興国市場の開拓を加速する。ターゲットは中南米。ブラジル市場への参入と、メキシコでの生産により、同地域を中国、ASEAN(東南アジア諸国連合)に次ぐ、新興国ビジネスの第3の柱に育てる方針だ。
米フォード・モーター<F.N>との資本関係が希薄化する中、マツダ主導で海外展開を進めるが、中南米では欧米メーカーが先行しており、競争は激しい。住友商事<8053.T>との協業を生かし、どこまで市場に食い込めるかも注目される。
マツダの2012年3月期の世界販売台数見通しは130万5000台。同社はこれを16年3月期に170万台まで引き上げる目標を掲げる。成長の要となるのは新興国で、販売が好調なメキシコに加え、世界第4位の市場で「マツダが参入していない最大のマーケット」(山内孝社長)とするブラジルでも、13年3月期に車両の販売を始める。すでに参入している中国やASEANでの販売拡大と合わせ、計画の達成を目指す。
マツダはメキシコで現地生産を開始することで、同国市場でさらなる成長を狙うほか、メキシコと自動車協定を結んでいるブラジルや、自由貿易協定を結ぶ中南米各国への展開を拡大する。クレディ・スイス証券の自動車担当アナリスト、高橋一生氏は、円高への対応や人件費の高い日本での生産比率が高かったことを考えると、この戦略は「理にかなっている」と評価する。
ただ、中南米最大の市場であるブラジルは、「フィアット<FIA.MI>、フォルクスワーゲン、GM<GM.N>、フォードの4社で市場の大半を占めている」(山内社長)状況で、競争は熾烈。日系メーカーもトヨタ自動車<7203.T>が新工場の建設を進め、市場開拓に本腰を入れている。そうした中で、マツダがいかに販売戦略を組み立てていくのかも課題となる。
<リスクヘッジの側面も>
マツダは、中南米市場を開拓するうえで、上位株主でもある住友商事をパートナーに選んだ。住友商事について、マツダの山内社長は「新興国事業での豊富な経験を持っている」と説明する。メキシコ新工場はマツダにとって、米国、中国、タイに次ぐ、海外4番目の生産拠点となるが、これまでの3工場は昨年まで筆頭株主だったフォードと合弁で運営してきた。それだけに「住友商事と組んで、互いのメリットをどのように生かしていくのか注目」(JPモルガン証券の自動車担当アナリスト、高橋耕平氏)との声も上がっている。
17日の発表によると、マツダと住商は共同出資でメキシコに新工場を建設し、14年3月期から中南米向けを中心とした小型車の生産を始める。総投資額は5億ドルで、年間生産能力は14万台。また、ブラジルでは販売会社を共同で設立し、13年3月期からマツダ車の販売を始める。当初は日本から輸出するが、メキシコ工場の完成後は同工場からも出荷する。
JPモルガンの高橋氏は、マツダがメキシコ市場で一定のプレゼンスを確立したうえで、巨大なブラジル市場に参入する戦略は、マツダの規模を考えれば適切な判断とみている。「まずメキシコで売り、さらにブラジルにも攻め込むわけだから、ブラジルにいきなり工場を作るよりは半歩引いた感じになる。リスクヘッジしながらの展開という側面はある」とコメントしている。
(ロイターニュース 杉山健太郎;編集 田中志保)
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